nozomimaniaの日記

ドンマイ系アラサーの日常。

そんなワイドショーが流れる日本は平和なのか、それとも

妊娠、出産という一連の流れの中で、私が最も辛かったのは圧倒的に産後の傷の痛みだった。

陣痛よりも余程辛かった…

 

普通は、いざ産まれるぞという段になったら産科医が登場し、麻酔をしてチョッキンチョッキンと切開をし赤ん坊が出てくる手助けをしてくれるのだと思う。

私は切開ではなく裂傷だった。

つまり医者が登場する前に、自ら引き裂いたということだ…

なんとも恐ろしい。

 

裂傷が酷かったので、産後の処置にはかなり時間がかかったし(普通に糸と針でチクチク縫われたのだが、段々と肌で感じる程に麻酔が切れて行き、最終的には糸の感覚まであった。超痛かった。)何より産後1週間以上本当に痛くて、あれほどしたくないと騒いだ里帰り出産を1週間延長したほどだった。

 

ここ数年で鋼メンタルを手に入れたと自称している私だがかなり参った。

何をしてもずっと痛い股!!

ほにゃほにゃ泣いている赤子!!(めちゃ可愛い)

繰り返されるワイドショー!!(祖母が見ていた)

ちなみにこのワイドショーというのがもう、毎日毎日同じことを垂れ流していて、もう!

ちょうど日大アメフト問題が取り沙汰された時期だったのだが、なんか知らんが八代弁護士が日大名物の饅頭がどうたらとコメントしていて、こいつは日大の饅頭紹介するために弁護士になったんかい!!と謎の八つ当たりをするほどだった。

 

なぜそこまでの裂傷になったのかというと、もちろん理由があった。

将来第二子を授かった時、同じ轍を踏まないために記録しておきたい…。

 

5月20日深夜、私は陣痛真っ只中にいた。

そろそろ子宮口全開、いざいきむぞ!という段階になって、助産師さんからいきみ方を教えてもらう。

『陣痛が来たら、ヴンッて思い切りいきんでね。一回の陣痛で何回かいきまないと赤ちゃんは降りて来られないから頑張って!陣痛が引いてきたら無理していきまなくて良いからね』

なるほどなるほど。息が続く限りヴンッてして、深呼吸して、またヴンッてすれば良いんだね。

うおおお陣痛来た来た…!

ヴーーーンッ

ひいひい

あっやばいやばい波が引いてきた…でももう一度いきまないと…

夫『がっ頑張れのぞみちゃん!もう一回!』

そうだよね!

ヴンッ

ひいひい

 

〜繰り返すこと4時間〜

 

して、無事産後。

おかしい…痛い、痛すぎる…こんなの聞いてない…なんか巡回に来てくれる看護師さんもみんな私の傷は酷いって言ってる…なぜ…なぜなのか…ちゃんと言われた通りにやったのに…このままでは二度とう◎こなんか出来ない…やばすぎる…

 

会陰裂傷 原因

でグーグル検索…と…

 

『陣痛が来ていないのに無理やりいきむと裂けます』

 

私は唖然とした。

なんと、言われた通り、いやちょっと無理して頑張った結果の裂傷だった。

中野姉妹に謎に備わるストイックさが仇となった。

あともう一度いきめって夫が煽ってきた。あいつ最悪や!!

 

当たり前だが、メスできれいに切開するのと違い、裂傷は傷口がズタズタなわけだから治りが遅いのだという。

想像がつくだろうか、トイレでは毎回悶絶しドーナツクッションなしには座ることが出来ず、いやあっても20分が限界、でも授乳はしなくてはならない、食事は摂らなくてはならないという苦痛が!自業自得だけども!

 

自らの第二子出産にとどまらず、今後親しい人が出産に臨む際には、必ず私はアドバイスをしたい。

陣痛が遠のいているのに無理やりいきんではいけませんよ、たとえ夫に煽られても…なぜなら、そうすることで八代弁護士に八つ当たりするハメになるのですから…

と。

八代弁護士は本当ちょっと改めろよな!