nozomimaniaの日記

ドンマイ系アラサーの日常。

歌舞伎町のはなまるうどんにて

昨日、特に意味もなくダラダラと夜更しをしてしまった結果、今朝は起きるのが超ハードモードだった。魔界村かと思った。

職場の最寄り駅につき、既にギラギラに強くなった日差しを浴びて

『若い頃はオールして始発で帰ったりしてたのに、一体この10年で体に何が起こったというのさ』

と悲しくなると同時に、ふと懐かしい、私の大切な思い出が蘇ってきた。

 

22歳から23歳くらい、大学4年生から社会人一年目が終わるまでのころ、私は大学の友達と合コンばかりしていた。

みんな本気で出会いを求めているわけでもなく、ただのオモシロイベントの一つみたいな位置づけで、次みんなで集まったときの話のネタにすぎなかった。

 

その合コンが開催された時期は曖昧で、夏だった気もするし寒かったような記憶もある。あ、でもボウリングで相手の男性の一人が半袖だったような気はするから真冬ではないのかも。

 

1次会は普通の居酒屋で、2次会はボウリングだった。

なんの話をしたやら、どんな人たちだったやらあまり覚えてはいないのだが、一応2次会が開催されたあたりそこまで酷い雰囲気ではなかったのだろうと思う…多分。

 

夜更けも夜更けに解散となり、始発まで時間を持て余したのか、単純に腹が減ったのか、私達は歌舞伎町のはなまるうどんに行った。

 

ここからのことはよく覚えている。  

 

私はそのころ、割と全てがうまく行っていない時期だった。

なんてことはない、長く続いた彼氏と別れ、おまけに就職先が合わずに体調を崩して一年と持たずに退職してしまったのだ。

よくある話だが、平凡な私にとっては大きな挫折で、まあまあ将来を悲観していた。

しかも極めつけ、好きな人がいたけれど、その人が全然私に興味がなかった。笑

 

うどんをすすりながら話したことは、

なんてことない恋愛相談だった。

 

合コン行ってもさあ、やっぱり彼が好きなんだよお

でも彼は私のこと恋愛対象じゃないんだよね

こんなに好きなのに、なんでかなあ〜

 

メソメソ、ずるずる。

今思えば、ちょっと精神的な健康も欠いていた気がする。

その彼、全然イケメンでもないしなんならめっちゃ嫌な奴だったし。笑

(でもめちゃくちゃモテる奴だった…なんでだろう)

 

友人達は、

そんな男やめなよ、とか

のぞみメソメソするなよ、とか

そういうことは一切言わないでくれた。

ただただ、

のぞみのやりたいようにするのが一番だよ

と言ってくれた。

うどんをすすりながら。

 

多分、その友達はそんなことを私に言ったことすら覚えていないと思う。

でも、私は今でも、この思い出を大切にしている。

今朝のような強い朝日を見て、あのときの、はなまるうどんを出たときの早朝の歌舞伎町に思いを馳せ、暖かい気持ちになるほどに。

 

人生って、きっと誰でもそういうターニングポイントがいくつかある。

夫のなんてことない一言や、忘れられないライブ、大好きな曲、旅先の風景、そしてはなまるうどん

 

あの日合コンに行かなかったとしても、はなまるうどんに寄らなかったしても。

私は普通に生きているだろうし、今とそんなに変わらないだろう。

 

でも、日常はそういう、小さなキラキラした思い出や幸せがたくさん集まって成り立っている。そしてときに、寝不足で怠い体に元気をくれる。

これからも、たくさんそういうものが増えると良い。

そんなことを思った初夏の朝だった。

 

 

ところではなまるうどんで私はかけうどん的なものを食べた気がするけど、誰かが肉うどん食べてたような記憶がほんのりある、

まじバカだし若い!