夫とワンピース
夫は典型的な、嗜好が小学5年生で止まっているタイプで
ドラゴンボール、ワンピース、モンストさえあれば多分一生楽しいんだろうな…とよく思う。
本当は毎週ジャンプを買いたいらしいが、それは結婚したときにやめてもらった。
『捨てるの誰だと思ってるの?重いし、古紙回収にいちいち出すの面倒くさいしやめて!あと個人的に電車の中でジャンプ読んでる大人は信用しないってきめてる』
と言ったときの、彼の正しくお母さんに怒られた…みたいな表情は5年経っても忘れられない。
しかしその後も、なんかよくわからないがワンピースの最新話の情報を仕入れては私に教えてくれる。
誰それの懸賞金が何万ベリーになったとか、
何年ぶりに誰々が誌面に出てきたとか…
私は、昨日あれだけ漫画詳しいです(ドヤ)みたいなことを言っておきながら、日本一のモンスター漫画であるワンピースについてほとんど分からない。
読んだことはあるが、なんとかの有名なアラバスタ編でリタイアしてしまったのだ…おバカさんなので、キャラクターの多さと場面転換の多さについていけなかった…
だから夫の言うことは半分くらいしかわからないのだが、でもまあ半分は分かるので、ふーん、へえ、となんとなく聞いてはいる。
最近、夫から気になる発言があった。
『シャンクスって四天王(←曖昧)で要はめっちゃ強いんだけど、そのシャンクスがなんであんな雑魚キャラに腕食われたかって話題なんだよ。何かの布石なんじゃないかって』
(私が知る限り)シャンクスというのは、主人公であるルフィの恩人のような憧れのような人であり、第一話でルフィをかばって腕を失うのだが
おいばかやろう!
いくら尾田っちが天才だからってな、そこまで考えて第一話作ってるわけねえだろうよ!
尾田っちだってな、その当時こんな長期連載になるなんて想像もしてねーし、20年後のこと見越してネーム切ってると思うか?!
ファンなら尾田っちのこと追い詰めるようなこと言うのやめろよー!
と、なぜか猛烈に尾田っちを擁護してしまった…
私、尾田っちのこと何も知らねぇのに…!
尾田っちはまじで天才だから、もしかしたらあれは本当に布石で、これから驚くような展開が待っているかもしれないが。
でも、なんとなく尾田っちにそこまで負担かけないでよね!!
という、謎の気持ちになったのであった…
いや尾田っちからしたらまじで余計なお世話だと思うけれど…
そんな謎の尾田っちへの熱い思いを抱く私だが、
実家からワンピース持ってこようかなあ、続きも集めようかなあ
と言ってくる夫に対しては
やめろ!どんだけ場所取ると思ってるんだ!!どうせ本棚私がアマゾンで買って私が組み立てるんだろうがーーー!!!
と、断固拒否しているのであった。
でも今読んだらもしかしてめちゃくちゃ面白いかな?!