出産をして思うこと~適齢期とは…~

私は5月に第一子を出産した。29歳。

昔から30歳までに子供を産みたいと漠然と考えていたので、妊娠が分かった時は『ああぎりぎり間に合ったな』と思った。

出産を報告すると、大抵の人たちに適齢期だね、と言われた。

この言葉は微妙に違和感があった。いやいや私もう30だよと。しかし現在の初産の平均年齢は30歳ちょっとなわけだから、確かに私は適齢期に当たるのかもしれない。実際産院では私と同じくらいの年代の女性がほとんどのようで、明らかに若い女の子はあまり見かけなかったように思う。

30年前にタイムスリップしてこの現状を伝えたら、きっと人々は腰を抜かすだろうな。

平均寿命が伸びているわけだから、初産の平均年齢が上がるのは当然と言えば当然かもしれない。

でもアラサーはアラサーだ。羊水は腐らなくとも卵子は劣化する。

私は幸運にも安産だったが、まあもちろんキツかった。産んだ後に鏡を見たら、山姥のようだった。確実に数時間で15は老けた。　

そんな中で時々、高校生の女の子が妊娠して誰にも相談出来ずにトイレで産み落とす、みたいなニュースを耳にする。

まじで、そんなの！

絶ッッッ対に無理だ。

高校生もかなりキツい中産んだのだろうし、私は若いうちに出産を経験したわけではないので、一概に若いほうが楽なんだ！とは言えないが、でも私はトイレでは産めない。

絶ッッッ対に無理だ。

(というか夫に肛門押しててもらわないと多分産めなかった。この話はまた今度ブログに書きたい。)

まぁトイレで産む、というか高校生で産むのは極端だとして、

でもやはりもう少し早く産めば良かったかも、と思うことがある。

例えば、私はまだ二人目は良いかなーと思っている。出来れば長男が4〜5才になってからが理想だ。

でもちょっと待て、そうしたら私は34才…大きなお腹で走り回る長男を保育園に送り届け仕事をし、家事をし………無理でしょ。

いや、そうして暮らしている女性って多分たくさんいる。でも私はそれが出来る自信が全くない。こなしている女性はかなり凄いと思う。超人だ。

それを思うと、まぁ24才くらいで一人目産んでおきゃ二人目も20代で産めたか、でも24歳なんて社会人2年目？そんなすぐ妊娠したら後ろ指さされるかな、てことは26才くらいで産まないと…

んんんん？

適齢期短っ！！！！

パンダかよ。

初潮から閉経まで40年あるとして、『丁度良い』の1年だけかよ！他は全部卵子の無駄打ちかよ！

ってなるわけで。

まぁ私の考えは極端かもしれないけど(そもそも年子でも良いじゃないの)、でも23才で妊娠したら絶対会社では(陰で)ブーブー言われるでしょ。でも30才超えてくると、途端にリスク上がるよー早くしないとーって言われるでしょ。

長くなった。何が言いたいって、女性の社会進出を促す一方で、少子化！！少子化！！子供産んでクレ！！って騒ぐ、そんな世の中ポイズンだな…と思うわけ。

もちろんバリキャリで子供を育てている人もいるだろうけど！でも私には無理ですどちらかにして下さいよって思うわけ、つまりね、だからね

夫の給料あげて下さいよぉ！

おしまい。