nozomimaniaの日記

ドンマイ系アラサーの日常。

中村倫也さんの魅力について

私は2年前の春、人生で初めて、特定の俳優さんのファンになった。

 

『誰なのこれ!!信じられないほどかっこいい!!!』

 

コックコートに身を包んだ彼を目で追いつつ、私は急いでスマフォで彼の名前を検索した。

 

彼の名前はそう、

中村倫也

である。

 

ドラマのタイトルは『崖っぷちホテル』。

一話完結、基本コメディ、みんなで力をあわせて苦難を乗り越えるお仕事ものという、私の好きな要素たっぷりの作品だった。

中村倫也さんは競艇が趣味、厨房でタバコを蒸す、あまりやる気がないシェフ

そんな役どころだった。

 

かっこよすぎる…この人絶対に人気出る!

そういう確信を持った。

 

 

そして、そのすぐ後、

言わずと知れた『半分青い』に出演した中村倫也さんは大ブレイクを果たした。

(『崖っぷちホテル』よりも前の、『ホリデイラブ』に出演した時点でかなり話題になっていたそうなので、別に私に先見の明があったとかそういうことでは全くないのだけれど。)

 

小学生の時から基本的に憧れる人はバンドマンばかりだった私が、今を時めくイケメン俳優を好きになる日がくるなんて思いもしなかった。

だがそれほどに、中村倫也さんは魅力的な俳優さんなのだ。

 

まず彼の魅力は、当然ではあるがなんと言ってもその演技力だろう。

技術的なことは分からないのだが、おそらくはその演技力ゆえに、彼の出演するドラマを見ているといつの間にか出演者のことを役名で呼んでしまうのだ。

 

基本的に彼のルックスが好きという非常に邪な気持ちから入っている私は、ドラマスタート時は

『倫也かっこいい〜〜!』

が主な感想なのだが、段々と

『ゴンかっこいい〜〜!』

に変わっていく。

(『ゴン』というのは『凪のお暇』というドラマで中村倫也さんが演じた役名なのだが、これが、もう、またとんでもなく素敵だった…)

中村倫也さんを観ているつもりが、いつの間にか自然と、ゴンを観ているのだ。

さらにすごいのは、そう中村倫也さん目当てで見始めたはすが、彼を見ていると結果どんどんドラマにのめり込んでしまうということだ。

 

中村倫也さんかっこいい

ゴンかっこいい!私の隣家にも引っ越してきて!!

ゴンを取り巻く人も気になってくる

凪がんばれ!慎二がんばれ!!

 

こんな具合に…

私は『凪のお暇』観ていて最終的に、黒木華さんと高橋一生さんのことも大好きになってしまったし、今現在放送中の『名探偵明智五郎』でも小池栄子さんと小芝風花さんのことが大好きになってしまったのだ。

 

それは、中村倫也さんがあまりにも、ゴンだし明智五郎だから、に他ならない。(もちろん出演者のみなさんが素晴らしいということが大前提だけれど)

 

役者は1000の仮面を持っている、色んな人生を歩める、とはかの名作『ガラスの仮面』のセリフであるが、本当にそうなのだなと心から感心してしまう。

役によって、表情や声、話し方、顔そのものさえ別人のようなのだから。

 

そして次に声だ。

男性で『美声』と言われる人って、どちらかと言えば低音ボイスの方かなと思うのだが

中村倫也さんはむしろ声は高め。

だが、その甘くなめらかな声の、心地よさと言ったら…!

実写版『アラジン』での吹き替えでは、デロデロに甘いアラジン役の俳優さんに彼のデロデロに甘い声がぴったりで、

私は人生で初めてアブー(←アラジンの相方の猿)になりたいと思った…

『来いアブー!』

って言われたい。

 

 『名探偵明智五郎』では甘いだけではなく、緊迫感溢れるシリアスなシーンも多いのだが、難しそうな長ゼリフも、こちらの耳にスッと入ってくる。

私はあまり耳が良くなく、また集中が散漫なので下手をするとセリフがうまく聞き取れないことがあるのだが、中村倫也さんはそういうことはない。

声の質だけでなく、滑舌も素晴らしいのだと思う。

 

演技力、美しい声、そして言うまでもないあのルックス。

兼ね備えすぎである、

50TAもびっくりの兼ね備えてる男子である…

 

 

私は冒頭にも書いたが俳優さんのファンであったことがないので、好きだ応援したいと思ってもどうすれば良いのかまだまだ模索の日々だ。(チェキもないしグッズもないけどどうやって応援すれば良いの?!という飼い慣らされたバンギャルの思考なので)

また友人たちと最近好きな俳優さんについて話している瞬間の、あの、今までにないババア感には戸惑うばかりだが

せっかくこんなに素敵な俳優さんを好きになったのだから、

彼の作品を楽しみに、これからも過ごして行きたいと思う。